国土交通省 電子納品等要領 平成28年3月版の変更点まとめ

平成28年4月1日以降に契約を締結する工事・業務から適用される電子納品等要領について従来との主な変更点をまとめます。ここでは工事完成図書を中心にまとめていきます。

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拡張子が4文字のファイルもOK

Ms-Wordの docx ファイルや Ms-Excelの xlsx ファイルもそのまま格納できるようになりました。

<土木・電通・機械共通> ワープロソフト等で保存するファイルは、拡張子が 4 文字となるものが普及している状況を踏まえて、報告書のオリジナルファイル等、データを作成したソフトウエア独自の形式で格納するファイルの命名規則を、ファイル名 8 文字、拡張子 4 文字以内、区切り文字の“.”と合わせファイル名全体で 13 文字以内としました。

CD-Rの論理フォーマットが変更されました。

従来の ISO9660(レベル 1)形式 から Joliet 形式に変更になりました。(4文字拡張子に対応して)
DVD-Rは、UDF(UDF Bridge)形式
BD-Rは、UDF 2.6 形式

電子媒体で使用できるメディアが増えました。

従来はCD-Rが標準とされていましたが、協議が必要であったDVD-Rでの納品も協議不要で標準使用が可能になりました。
また、協議の上、 BD-R(Blu-ray Disk Recordable)が使用可能になりました。

<土木・電通・機械共通> 使用する電子媒体はCD-Rを標準とし、DVD-Rは協議のうえ使用可としていましたが、DVD-Rも標準使用可とし、協議することなく使用可としました。データ容量により、適宜 CD-R、DVD-R を選択してください。また、土木については、i-Construction に係るデータは容量が大きくなることが想定されるため、納品媒体として、協議のうえ BD-R(Blu-ray Disk Recordable)を使用可としました。

電子媒体ケースの背表紙表記が不要になりました。

従来は、ケースの背表紙に、業務名/工事名・作成年月を明記する規定がありましたが、今回廃止となりました。

デジタル写真の画素数が 100~300 万画素程度と増えました 。

写真内容の視認性が重視されたようです。

有効画素数は、黒板の文字及び撮影対象が確認できることを指標(100万~300万画素程度=1,200×900程度~2,000× 1,500程度)として設定する。

「ICON」フォルダが追加されました。

i-Construction については別の機会にレポートします。

<土木> i-Construction の展開に伴う ICT 技術の全面的な活用に対応した測量・設計・施工・出
来形管理等のデータを格納するためのデータフォルダ「ICON」を追加しました。

SXF(P21)形式の圧縮図面ファイルへの対応

<土木・電通・機械共通> SXF(P21)形式の図面ファイル(SAF ファイルやラスタファイルが添付される場合はそれらを含む)を ZIP 方式により圧縮し、拡張子を「P2Z」とした SXF の圧縮形式を追加しました。

測地系 JGD2011 への対応

<土木・電通・機械共通> 測地系の区分に JGD2011 を追加しました。