調査・設計業務の電子納品代行
調査・設計業務の電子納品代行 は、調査・設計業務の成果品 をお客様に代わって作成します。 調査・設計業務の電子納品代行サービス 内容は 主に以下のような項目になります。すべて弊社で行いますので お客様はデータをご用意いただくだけです。
サービス概要
調査・設計業務の電子納品代行 サービス の主な作業内容
作業項目 | 作業内容 |
---|---|
INDEX.XML(管理ファイル)作成 | 業務 や 工事 の基本情報を登録します。TECRIS や CORINS 等をご用意いただくか、弊社から必要な情報をお聞きして 作成いたします。 |
各種管理ファイル(XML)作成 | 報告書や 書類 ・ 図面 ・ 写真などの属性情報を管理ファイルに登録します。 |
オリジナルファイル等の リネーム | 電子納品要領 のルールに合わせてファイル名を付け替えます。作成時のファイル名のままご支給いただいても大丈夫です。 |
チェックシステム によるエラー検査及びチェック結果 | レポート 国土交通省 をはじめ各発注機関で発表されている チェックシステム を使用して 納品前の事前チェック を行い、チェック結果 を レポートします。 |
ウイルスチェック | Kaspersky Internet Security(Kaspersky Labs Japan社) の 最新バージョン による ウイルスチェック を徹底しています。 |
電子媒体 レーベル・ ケース背表紙 印刷 | 各発注機関毎の 指定フォーマット で作成します。 レーベル は プリンタブルCD に直接印刷します。 指定の様式がある場合は 指示いただくことで対応します。 |
提出時に必要な 書類ファイル | ご要望によって、各発注機関仕様の 電子媒体納品書 を添付します。 |
報告書 PDF作成
例えば 国土交通省 土木設計業務等の電子納品要領 令和2年3月版 によると報告書は以下のように規定されています。
・ 報告書ファイル のファイル形式は PDF 形式とする。
国土交通省 土木設計業務等の電子納品要領 令和2年3月版から抜粋
・ 報告書ファイル は、設計図書 に規定する成果品のうち 報告書、 数量計算書、 設計計算書、 概算工事費、 施工計画書等の文章、 表、 図 で構成される 電子データファイル である。・・・報告書オリジナルファイル も提出する。
・ 報告書ファイル の許容される 1 ファイルあたりの最大容量は、 調査職員と協議 する。
・ 用紙サイズは、A4 縦 を基本とする。
・ 印刷を前提とした 解像度、 圧縮の設定 を行う。
・ 不要なフォントの埋め込みは行わない。また、特殊なフォントは用いない。
・ PDF 形式の目次である「しおり(ブックマーク)」を報告書の目次と同じ章、節、項(見出しレベル1~3)を基本として作成する。また、当該ファイル以外の別ファイルへのリンクとなる しおり に関しては、大項目(章) に関してのみ作成する。パスワード、印刷・変更・再利用の許可等のセキュリティに関する設定は行わない。
弊社ではこれらのルールによって 報告書PDF を作成します。
報告書PDF は 原稿の状態 により 最初の工程が異なります。
原稿の状態 | 方法 | メリット | デメリット |
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紙 | スキャニング による PDF化 | 原稿と変わらない状態で PDF化 できる | オリジナルデータ からの PDF化 に比べてファイル容量が大きい PDFが “傾き” や “かすれ” などが出やすい |
電子データ(オリジナルデータ) | オリジナルファイルから PDF 化、ページ順に並び替え | ファイル容量が小さくなる | オリジナルデータの履歴管理により原稿との差が生じる場合がある フォント や マクロ など環境により再現ができない場合がある |
PDF化した後は属性設定を行い「しおり」を作成していきます。
「しおり」は、目次と同じ章、節、項(見出しレベル1~3)を基本に作成し、ファイル間リンクが必要な場合は随時設定します。
最後に PDF をリネーム した状態で納品いたします。
SXF(P21・SFC)図面変換 ・ CAD製図基準に則した図面修正
電子納品のもう一つの手間が SXF形式 CADデータと言えるでしょう。
普段お使いのCADデータは 納品時には SXF形式 のデータにして納品する必要があります。
またその際にCADデータの内容についても CAD製図基準 に準拠させる必要があります。
CAD製図基準 には、CADデータの作成について規定されています。以下に代表的な項目を抜粋します。
・ 図面様式(図面の大きさ、余白、レイアウト等)
国土交通省 CAD製図基準
・ CAD データファイルのフォーマット
・ CAD データ・ファイルの名称
・ レイヤ の名称
・ ファイル・レイヤ の分類方法
・ 線色・線種
・ 文字(文字高)
・ 図形 及び 寸法 の表し方
これらについて 最終的には 発注者と 協議したレベルで対応させていく必要があります。
弊社では、 従来どおり お客様のご利用になる環境で作成されたCADデータ をCAD製図基準 に準拠するよう 図面を修正・変換 していきます。変換レベル は 対象となる基準や 発注機関によって 異なりますので 最初にインタビューしますが NEXCO や 農林水産省 のように厳しいチェックを行う場合もありますので 注意が必要です。いずれも弊社では対応していきますのでご相談下さい。
地質・測量・※補償業務の電子納品 作成
地質調査業務 ・ 測量業務 ・補償業務 の電子納品 も作成します。
地質調査業務 は 柱状図データ や 試験データ、測量業務 は 手簿 や 成果表 などそれぞれの業務に特化したデータを納品する必要があります。これらにも対応した 成果品 を作成します。また地質調査業務では作成する際に判明した試験データ等の修正も行うことができます。
補償業務 は、これに特化した電子納品要領 というものはありませんが、特に指定がない場合 一般的な土木設計業務等の電子納品要領(案) によって作成しています。ただし注意が必要なのは写真です。補償調査 においては 膨大な写真 による記録が必要となりますが、まだデジカメ ではなくフィルム撮影 が主流の様です。 そこでこれを電子化するわけですが多くのお客様は 写真アルバムで写真を保管されていますので いわゆる手取りスキャンが必要になります。その場合は 私たちのこれまでの経験により 最適な解像度で(あまり高解像度すぎるとファイルサイズが膨大になります。)一枚一枚をPDF化 していきます。
その電子納品の悩みを解決します。
2006年サービス開始以来たくさんのお客様がご利用・ご支持いただいているファイブシックスオフィスの電子納品代行サービスです。お気軽にご相談ください。