防衛省 - 防衛施設 設計業務に係る電子納品(電子納品手引書)
防衛省 の 電子納品 は独自ルールがいくつかあるので注意が必要です。
防衛省 の 電子納品 と 国土交通省 の 電子納品 の違いとは何か?
今後も少しづつ記事を更新していく予定です。まずは気づいた箇所をメモ程度で記事にします。
防衛省 の 電子納品要領などの入手方法
防衛省 の 電子納品 では独自に要領が公開されています。
https://www.mod.go.jp/j/procurement/documents/gijutsu_kijun/index.html
防衛施設建設工事に係る電子納品手引書のポイントをまとめます。
建築・設備・通信工事 編 と 土木工事 編 があり、土木工事と 土木工事以外の場合で内容が異なります。
また、その中でも工事と設計業務等で分かれます。
今回は、建築・設備・通信設計 編 をみていきます。
共通
- 図面及び資料の大きさ:図面:A1標準、報告書各種資料:A4標準
- CADデータファイルのフォーマット:原則としてSXF(P21)
- 「DRAWING」フォルダ下の「ORG」フォルダに図面データファイルのCADオリジナルファイルにPDF変換ファイルを併せて格納する。
- 格納する電子データファイルがないフォルダは作成しなくてもよい。
- 防衛省における電子成果品の作成は、「電子成果物作成支援ツール」で作成された成果品のみとする。
- 電子成果品の納品媒体の提出は、電子媒体で提出すること。提出する電子成果品の媒体は、CD-R、DVD-RまたはBD-Rで行うものとすること。
第1章 建築・電気・機械・通信設計編
- 適用基準:
官庁営繕事業に係る電子納品運用ガイドライン【営繕業務編】(H30年版):国交省大臣官房官庁営繕部
建築設計業務等電子納品要領(H30年版):国交省大臣官房官庁営繕部
デジタル写真管理情報基準(H28年3月):国土交通省 - ひとつの業務に複数の基地・駐屯地が含まれる場合は、基地・駐屯地毎に分けて作成する。
- 電子データ1ファイルあたりのファイルサイズの上限は4GB未満とする。
- 写真ファイル1枚あたりのファイルサイズは、500Kbyte程度とすること
- 提出物:電子成果品+チェック結果(紙)+生成証明書(紙)※防衛省が公表しているツールで出力
- 発注者コード:半角数字8字「00000000」
- 発注者名称:業務を発注した機関及び業務対象の機関(局等/機関等/基地・駐屯地等)をそれぞれ半角スペースで連結して記載
- 施設・建築物識別コード:半角数字6字「999999」
- 所在地には建築物の番号(建物番号)を半角数字で設定すること。建築物の番号は必ず監督官に確認すること。
- CAD図面に対する建築物の番号との紐づけに注意
- 業務番号:テクリス登録番号を記載、複数の職種が含まれた場合、テクリス登録番号に01から始まる2桁の枝番を加えたもの
- CADデータのファイル名称:日本語ファイル名を防衛省では許可していないため、注意すること。
- ファイル名は受注者が自由に設定できる
- 「DRAWING」フォルダ下の「ORG」フォルダに図面データファイルのCADオリジナルファイルにPDF変換ファイルを併せて格納する。
- 電子成果品の納品媒体の提出は、電子媒体で提出すること。提出する電子成果品の媒体は、CD-R、DVD-RまたはBD-Rで行うものとすること。
- 電子納品を行うべき 設計図以外の資料(REPORTフォルダ)については以下

報告書ファイル(PDF)について(土木設計より)
- 用紙サイズは、A4縦を基本とする。
- 「しおり(ブックマーク)」を報告書の目次と同じ章、節、項(見出しレベル1~3)を基本として作成する。
- セキュリティに関する設定は行わない。
電子成果品の原本性保証に関する対応
- 電子納品の媒体はCD-R、DVD-RまたはBD-Rを利用する。
- 受発注者相互に内容を確認した上、電子媒体のラベルに直接署名を行う。
- 電子媒体の内容の原本性を証明するために、「電子納品物作成支援ツール」で出力した図5-2様式(生成証明書)に署名の上、電子媒体と共に提出する。



