船橋市 電子納品について

千葉県 船橋市では「電子納品の手引きについて」が公表されています。
今回は特に 営繕工事電子納品の手引き について記事にしました。
http://www.city.funabashi.lg.jp/jigyou/koujiitaku/003/p002833.html

営繕工事電子納品の手引き(平成28年3月版)によると対応する国土交通省の電子納品要領は以下の通りです。

国土交通省大臣官房官庁営繕部

  • 「官庁営繕事業に係る電子納品運用ガイドライン【営繕工事編】」
  • 「営繕工事電子納品要領」
  • 「建築工事設計図書作成基準」
  • 「建築設備工事設計図書作成基準」
  • 「営繕工事写真撮影要領」

国土交通省大臣官房官庁営繕部の各要領等からの変更点をいくつか抜粋します。

  • CD-Rのフォーマット(DVD-Rでもよい)・・・「ISO9660LEVEL1」ではなく、協議により決定とあります。
  • 管理ファイル保存形式・・・XMLでは無く、Excel形式 (XLS又はXLSX)で作成するとあります。
  • 工事番号・・・工事番号は、「発注年度(西暦)+契約コード(発注者が定める)」
  • 施設基準点緯度・経度 及び 建築物基準点緯度・経度 ・・・発注者より提供された場合に記入する。(提示なき場合は未記入)※国交省では必須
  • 完成図データ・・・図面ファイル名は、「発注年度(西暦)+契約コード+図面番号」
  • CADデータの保存形式は、SXF(P21形式)ではなく、SXF(SFC形式) 。PDF形式で出力した完成図も提出する図面データのオリジナルファイルについて、ORGファルダ(図面オリジナルフォルダ)には Jw_cad(JWW)形式又はAutoCAD(DWG)形式に変換したCADデータを保存する
  • レイヤリスト・・・発注者よりレイヤリストが提供されない場合は、監督職員と協議し納品対象から外すことができる。
  • 工事写真・・・写真データは、1枚の電子媒体に格納できる場合は、他の工事関係資料と同一の電子媒体 に格納し提出すること。
    写真データは、電子媒体に「PHOTO」ファルダを作成し格納すること。
    写真データの整理、保存方法は、原則として国土交通大臣官房官庁営繕部監修 「営繕工事写真撮影要領・同解説 工事写真の撮り方」による。
  • 工事関係資料フォルダ名・・・電子納品の対象とした場合でも「完成図」以外は工事管理ファイルには入力しない。
  • 工事関係資料ファイル名・・・協議により、日本語を使用することができる。(文字種類、文字 数の制限は考慮しない)
  • 施設識別コード・・・発注者より提示されたコード4桁 ※国交省では8桁
  • 建築物識別コード・・・発注者より提示されたコード9桁(英字が入る) ※国交省では11桁半角数字

国土交通省とは相違点が多々あります。その為、国土交通省のチェックシステムは使用できません。
その他詳細については次回の更新にします。

船橋市電子納品